地域の方々へ(詳細)

地域の方々に本クラブが進める、地域スポーツの場づくりについてご説明をします。
本クラブは「総合型地域スポーツクラブ」という形態をとっており(以下参照)、
地域行政、学校(高校、小学校、中学校)、地域スポーツ関係者などと連携をはかりながら、
地域スポーツの場づくりを進めています。

この総合型地域スポーツクラブという活動は、「営利」を目的とした民間スポーツクラブの
スポーツ教室や単一種目・単一目的の「私的」団体・チームとは異なり、運営しているのは
地域住民(地域スポーツ関係者含む)ですが、『(様々なレベルや志向でも)誰もが参加できる
メニューがある』という「非営利、公的」な性格を持ち活動しています。

地域スポーツの場づくりを支えていき、地域に根付き、生涯の長きにわたりスポーツによって
楽しめ、人がつながり、育成ができる仕組みは、地域に明るい将来をもたらします。

地域予算が減少し続けているうえ、ライフスタイルの変化やニーズが多様化しているいま、
参加会員や支援会員、さまざまな立場の地域関係者が、会費や運営への協力を通じ、
誰もが地域スポーツに参加でき、子ども達を地域で一貫して育成できる環境づくりなどを
自らの力で進めていけることがテーマになっています。

総合型地域スポーツクラブの可能性
◆ 子ども達が地域で安心して参加できる場になる
◆ 今までスポーツと接点がなかった、より広い層の人達がスポーツに参加したり楽しめる
◆ 地域において子どもからシニア層まで多世代間でコミュニケーションがとれる
◆ 競技スポーツ、生涯スポーツの区別なく、地域の誰もがスポーツを楽しみ心や体の健康づくりができる
◆ 部活動などの地域指導者フォロー、地域指導者育成、スポーツ選手セカンドキャリアなどの場になる
◆ 子ども達に夢や希望をあたえ、専門家などによる育成により、地域において一貫育成サポートでき、
やる気と志向があれば、より高いレベルを(トップへの道も)目指すことをサポートできる
◆ 地域課題(子どもの体力低下、医療費増加、子どもの居場所づくりなど)の対策手段になりえる

などなど、この活動の可能性と、もたらされる効果は、はかりしれません。

■総合型地域スポーツクラブとは・・・
多世代(ジュニアと成人、ジュニアと中・高年齢者、青年と中・高年齢者など)、多志向、
多種目により活動しているクラブのことをいいます。またその特徴は以下の図のとおりです。
現在、文部科学省のスポーツ振興基本計画においても施策とされ、積極的に進められており、
ふじみ野市の5ヶ年振興計画においても、事業支援が盛り込まれております。

クラブが進める地域スポーツ振興(3つのテーマ)
クラブとしては、「ふぁいぶる(する、見る、学ぶ、極める、ささえる)」をキーワードに
1.地域スポーツ底辺の拡大
2.地域一貫サポートの仕組みづくり
3.地域スポーツの価値向上

をテーマとして、地域スポーツの場づくりを進めていきます。
「地域スポーツ底辺の拡大」、「地域一貫サポートの仕組みづくり」、
そして「会費(年会費、参加費)の考え方」について以下にご説明します。

クラブが進める「地域(する)スポーツ底辺拡大」
※クラブで設定した地域スポーツカテゴリを基に、地域ニーズを踏まえメニューづくりを行う。

【カテゴリー説明】
※Cはカテゴリ。対象年齢+競技or交流・健康志向+( )内は該当すると思われる場
C1:幼児ビギナー層(スポーツ教室など)
C2:小学生経験者層(少年団・チーム、スポーツ教室)
C3:中学生競技志向者層(部活・チーム、スポーツ教室)
C4:高校生競技志向者層(部活・チーム、スポーツ教室)
C5:学生・一般・プレシニア≪30~40代≫競技者層(クラブチーム、個人競技者)
C6:シニア≪50~60代以上≫競技志向者&交流志向者層(サークル、個人競技者)
C7:小学生ビギナー層&交流志向者層(スポーツ教室、サークル)
C8:中学生~一般交流志向者層(サークル)
C9:20~40代健康志向者層(民間スポーツクラブのメニュー。サークルなど)
C10:シニア≪50代以上≫健康志向者層(サークル、教室など)

【2009/04現在の活動との紐づけ】
・多世代スポーツ交流サークル⇒C8
・マスターズサークル⇒C8,C5,C6
・新体操エンジョイ教室⇒C1,C7
・新体操基礎トレーニング⇒C2,C3
・小中一貫クラブ⇒C2,C3
・スポーツ教室(小学生バスケ、小学生バドミントン)⇒C7,C2
・スポーツ教室(中高生バスケ)⇒C3,C4
・エンジョイラケットテニス教室⇒C7,C8,C9
・美容ヨガ教室※今年度開始予定⇒C9
・シニア体づくり※今年度開始予定⇒C10

クラブが目指す地域関係者との連携による「一貫サポート体制」
※事業運営をクラブが行い、指導は地域スポーツ関係者およびスポーツ専門家からの
提供協力により行う。(前述地域スポーツカテゴリでいうとC1、C2、C3、C4、C7)


クラブが行う一貫サポートの内容
※スポーツ教室によるサポート環境、一貫クラブによるサポート環境が考えられるが、
既存団体(チーム、部活)との連携のもと、個人を対象とした観点のスポーツ教室による
一貫サポートモデルがメインとなる。その上で一貫クラブ環境づくりを行っていく。


会費の考え方1 (地域スポーツサポートシステムとしての仕組みづくり)

※無償ボランティアによる指導には限界がある。地域スポーツサポートシステムづくりには費用が必要。


会費の考え方2 (地域スポーツ普及・育成の仕組みづくりへの参加)

※会費は単に指導への対価という意味だけでなく、仕組みづくりへの参加という意味もある。